デスクトップレイアウト


購入の動機

 鉄道模型車両を走行させるためのレイアウトを欲しいと長年思っていました。そんな折にKATOから発売されたのがデスクトップレイアウトという製品です。線路は敷設済みで、地形も山などが成形済みの状態です。重要で地味な基礎部分の工作から解放され、制作に取り掛かりやすそうなので購入しました。


構想

 この製品を活用したレイアウトの作品を拝見すると、そのほとんどが引き込み線部分を終着駅とされています。しかし、そのようにしなかった理由は次の通りです。

  • 駅に到着する時に運転操作に気を取られる。
  • 20m級の車両は2両でもプラットホームからはみ出す。
  • 駅を通過する列車も眺めたい。
  • 床に置いた線路で走行させている列車を乗り入れたい。

 したがって、台枠を追加して線路やプラットホームを設置しています。全国のローカル線を乗り歩いた昭和50年代の雰囲気をめざしています。





 全国のローカル線を乗り歩いた昭和50年代の雰囲気にしました。


製作

画像をクリックすると拡大します。


完成後

 構想で述べたように中間駅としたために、走行している列車がすぐに駅に戻ってきます。そしてプラットホームの無い線路も通行するので運行するのは急行以上の列車になります。また架線柱が無いので、電車は不似合いであるし、小型レイアウトなので長編成の列車は無理ということで、消去法で残ったのはDC急行くらいです。運転する車両が限定されたので飽きてしまい、このレイアウトを知人に譲ってしまいました。
 ただ、上から全体を眺めずに狭い部分に絞っていれば、たとえ長編成の列車であっても通過してから同じ地点に戻ってくるまでに時間がかかるので、多くの種類の列車で楽しむことができたような気がします。

 レイアウトの裏側にあたる場所です。 信号所や渓谷などの風景を作ったジオラマを、赤の部分に繋げることも変化があって良かったかもしれません。