ローカル駅モジュール


制作の動機

 600mm×300mmのサイズのTOMIX製コンビネーションボードAに、ローカル駅を再現します。ほかのレイアウトと繋げて走行できるようにします。好きな車両のひとつであるオハユニ61が発売されて、それに似合うレイアウトが欲しくなったことが制作のきっかけです。かつて国鉄の非電化ローカル線にあった典型的な駅をめざします。時代設定は自分が国鉄全線の完乗を目指していた昭和50年代です。


設計

 まずは線路配置を決定します。両端にポイントを配置すると、2両編成の列車でもボードに収まりません。
 だからローカル駅といえども全体の再現は無理で、一部に留めることになります。

 広いスペースを必要とする駅のどの部分を切り取るのかですが、一つの案として駅の端を再現する方法があります。列車の先頭に立つ蒸気機関車を眺めたいのであれば良いかもしれませし、ポイント通過時に列車が左右にカーブするのも魅力です。
 ただし、線路がポイントで分岐して平行にするだけでも、多くのスペースを必要とします。さらに分岐ギリギリまでプラットホームが延びるのは、国鉄のローカル駅らしくないので、プラットホームの長さはとても短いものになってしまいます。

 したがって、私が採用したのは駅の中央の部分です。単線で行き違い設備のある駅のイメージのはずですが、レイアウトはポイントの無い複線です。一方で、他の複線モジュールと接続しやすいという利点もあります。
 他の理由として、かつてローカル線を乗り歩いた時に、多くの場合は駅の中央に列車が到着したはずなので、レイアウトでは駅舎を中心に据えました。さらに、ローカル線の中間駅では、乗り降りしたことはほとんど無くて、停車中の列車から眺めた場合が多いので、駅舎側が背景になるようにしました。

 また、このように目の高さで斜め前方から車両を眺めることが好みです。
 この角度からの視界が妨げられないように、樹木などの配置を気をつけたいと思います。

 制作開始直後、これまた好きなEF80が発売されました。さらにローカル線としては飯田線の旧型国電も走行させたくなりますが、電化して架線柱を立てるとイメージが変わってしまうので、いろいろな列車を走らせたいという欲望を抑えて、当初の予定通り非電化とします。


製作の流れ

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制作のワンポイント

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写真集

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