令和の映画


1,空母いぶき


 わが国近海にある新興国の東亜連邦と戦闘し、損害を受ける。最後は国連の多国籍軍により終結するというストーリー。

 憲法とか専守防衛等により、自衛隊の反撃が制限されていることが描かれていることを知らせる効果はあった。
 ただし、原作では敵が中国なのに、架空の国家になっている。その中国は国連軍の一員として正義の味方として登場する。常任理事国の中でロシアと共に領土の拡張が進行中の中国なら、混乱に乗じて他の地域で軍事行動を開始する可能性が極めて強いだろう。原作のようなリアリティが感じられない。