道東

2014年11月 

1,納沙布岬

 たった1両の列車は根室をめざす。乗車率は50パーセント程度だが、網棚には大きなバックがいくつもある。 非日本的な無人の原野を走る。

 最果ての終着駅である根室に到着。 東根室駅があるので最東端ではない。

 駅前のバスターミナルから納沙布岬行きのバスに乗る。
 本数は多くないが、列車との接続は良い。

 市役所や病院、イオンなどに近いバス停では、そこそこの乗降がある。
 市街地を抜ければ、湿原や海が広がる。

 終点で下車。
 このあたりは望郷の岬公園となっている。
 観光バスが発車すると、誰もいなくなってしまう。 

 岬の先端には灯台がある。
 最東端に到達。ただし、民間人が訪れることができるという条件付き。

 いろいろな碑がある。
 戦後のいわゆる「平和」について考えさせられる。竹島も奪われたし、拉致事件もあった。

 ロシアが不法占領している北方領土が間近に見える。

 領土、国の主権、それらを守るための防衛についても考えさせる。




2,釧路湿原


 釧路駅前のバスターミナル。
 阿寒湖などへのバスも発着する。

 湿原の西にある釧路市湿原展望台。
 路線バスで訪れる人は少ない。

 サテライト展望台への木道。
 バリアフリーになっている。

 雄大な眺め。
 まだ16時前だけれど、暗くなりかけている。11月の道東の日没は早い。



 釧路駅からたった1両のディーゼルカーで釧網本線細岡駅に到着。
 シートは0系新幹線で使われていた懐かしいもの。

 列車の本数は少ない。
 朝一番の列車で来ると、約1時間滞在できる。

 釧路湿原にしては珍しく駅の近くに観光ポイントがある。
 まずはカヌーステーションへ。

 地図とは少し異なるが、駅を背にして右へ向かう。
 人家も無く、クルマもまったく通らない道路を歩く。

 カヌーステーションに到着。
 釧路川の流れる音だけが聞こえる。

 更に歩いて達古武湖。
 舗装路に立っているが、大自然を感じる。

 対岸への歩道は通行止め。
 反対側から行くと5kmある。